私たちは、日本を代表する観光スポットである黒部ダムに行ってきました。
今回は、黒部ダムへのアクセスに関西電力が運行するトンネル電気バス(以下、関電トンネルバス)を利用しました。このトンネル電気バスは、黒部ダム内を探索する貴重な体験ができる方法です!私たちの体験をまとめます。(9月末に訪問しました)
※ただし、観光放水期間は毎年6月26日から10月15日までの間となっているため、訪れる際は注意してください※
黒部ダムは、日本で重要な水力発電プロジェクトとして知られており、その歴史は非常に長いです。以下に、黒部ダムの主な歴史的な出来事を紹介します。
- 計画と建設の開始(1950年代初頭):黒部ダムの建設計画は1950年代初頭に開始されました。この計画は、日本の電力需要の増加に対応し、信濃川を利用した大規模な水力発電プロジェクトとして設定されました。
- 巨大なアーチダムの建設(1956年-1963年):黒部ダムはアーチ式のダムとして設計され、建設されました。このダムは、高さ186メートルという日本一の高さを誇るアーチダムであり、その建設は技術的にも非常に困難なものでした。黒部川の渓谷に位置するダムは、日本の美しい自然環境と調和したデザインで建設されました。
- 水力発電の開始(1963年):黒部ダムは1963年に完成し、同時に水力発電が開始されました。このダムは、日本の電力供給において重要な役割を果たし、安定した電力供給を提供しました。
- 観光名所としての発展(1970年代以降):黒部ダムは、その壮大な景観と技術的な魅力から観光名所としても注目されるようになりました。展望台やダム内の施設が整備され、観光客に開放されました。また、関電トンネル電気バスなどのアトラクションも追加されました。
- 黒部ダムの文化的価値(2000年代以降):2008年、黒部ダムは文化庁によって「近代化産業遺産」として指定され、その歴史的価値が認められました。これは、日本の現代建築と技術の重要な記録の一部として位置づけられています。
黒部ダムは、日本の水力発電技術の優れた成果の一つとして、
その歴史と重要性を保ち続けています。
立山黒部アルペンルートは、美しい観光ルートで、富山県と長野県を結ぶ道路です。このルートでは、立山連峰の美しい景色やアウトドアアクティビティを楽しむことができます。
以下は、アクセス方法のまとめです。
①富山地方鉄道(富山駅から):アルペンルートへのアクセスは、まず富山市内の富山駅から始まります。富山駅は新幹線の富山駅で、東京や大阪から新幹線を利用してアクセスすることができます。
②富山地方鉄道(富山駅から立山トンネル電気バス):富山駅からは立山トンネルを通る関電トンネルバスに乗ります。このバスは、立山黒部アルペンルートの一部として運行されており、アルペンルートの始点である「室堂」まで運んでくれます。
③室堂(アルペンルートの始点):室堂は立山黒部アルペンルートの始点で、標高約2,450メートルに位置しています。ここから観光を開始し、立山連峰の美しい景色やアクティビティを楽しむことができます。
☆立山黒部アルペンルート内の交通手段:室堂からは、ケーブルカーやロープウェイ、トロリーバスなどを利用して、立山連峰を巡ることができます。これらの交通手段を利用して、黒部湖や黒部ダム、立山室堂、立山山荘などの観光スポットを訪れることができます。
☆長野県へのアクセス:立山黒部アルペンルートを終えた後、長野県に向かう場合は、立山室堂から富山県と長野県を結ぶバスを利用することができます。このバスは、長野県側にある黒部ダム方面に向かいます。
私たちは長野県側の起点である扇沢駐車場から出発しました。
安曇野ICから約60分ほどで扇沢駐車場に到着しました。
扇沢駐車場には無料駐車場と有料駐車場がありますが、私たちは無料駐車場を利用しました。
https://www.alpen-route.com/media/access/access/parking/img-parking02_2111.png
駐車場にはたくさんの警備員さんがいて、親切に案内してくれました。
軽い山道を歩いて、扇沢駅に向かいました。(5分程度で到着です。)
小さくてみえないですが、お猿さんがいました🐒
扇沢駅では切符を購入しました。前途した、関電トンネルバスに乗ります。
私たちは黒部ダムまでの切符を購入しました。
おとな1人あたり往復3,200円です。自家用車ではできない旅として、なかなかリーズナブル…?笑
そして、関電トンネルバスに乗りました。
バスは数台用意されており、だいたい座席に座ることができます!
約16分のバスの乗り心地は普通のバスと同じです。大きな揺れもなく車酔いすることもありませんでした。バスの中では、黒部ダムの案内動画が流れていました。
午前11時にバスに乗り込んだ私たちは、お腹がペコペコでした!
おすすめのルートを無視して、まずはお腹を満たすことにしました。
たくさんの人がいたので、私たちはまず「ダムレストハウス」に向かいました。
ここでの目玉は、黒部ダムカレー。もちろん、食べることにしました。ご飯で堤防、ルーで黒部湖を表しているんですよ。ちょっと辛かったけど、大人向けの味でした。ここでは、ダムが見える席も少しだけ用意されていましたが、座ることはできませんでした(残念!)。
→奥にダム湖をみることができます。
レストハウスの1階では、軽食を購入できます。ソフトクリームを食べている人が多かったです🍦
お腹もいっぱいになったので、黒部ダムの見学に行くことにしました。
扇沢は曇り空だったけど、黒部ダムは晴れていました!こんなに素晴らしい天気になるなんて、本当に嬉しいです☻
186メートルの高さからの景色は圧巻です。そして、ダムの風が凄いんです!
リラックスしすぎると吹き飛ばされそうなくらいの風ですが、私たちは爽やかなお天気の中で少し汗をかきながら、楽しむことができました。
そして、見たかった虹も見ることができました。虹は滝のしぶきから生まれ、太陽の光が水滴に反射して美しいアーチを作り出していました。本当に忘れられない瞬間でした。
私たちは先にお腹を満たしたので、ここからは目指すはダム展望台への階段の上りです。途中で休憩が必要なので、体力をしっかりとつけていきます。笑
黒部ダムが一望できる展望台では、ダム湖の青が目に優しいです。遠くでもしっかりと放水しているのが確認できます。
バスの本数は1時間に2本なので、時間をしっかりと確認してくださいね。
2023年には黒部ダムは60周年を迎えました。めでたい。
ぜひ、来年度の観光放水の参考にしてくださいね~。
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